「このチェックボックスは、両面原稿をスキャンするときのチェックボックスです。普通のスキャナのADFは、両面を同時にスキャンできないので、片面ずつスキャンすることになります。」
手に持っている分厚い原稿をADFにセットします。 「このように、原稿をADFにセットして、この『登録』ボタンを」
といいながら、ニコニコしながら振り返り、
「クリックしたつもりになって、−−−クリックすると思ったでしょう、でも、まが持たないんですよ−−−んで、つもりになって、ADFが空になると、続きの表(おもて)面をスキャンするのか、裏面をスキャンするのか、裏面はやめて、表面のみを登録するのかを聞いてきます。この、表面のみの登録は、間違ってここにチェックを付けたまま片面原稿をスキャンしてしまったソソッカシイあなたのためにあります。こういうことってよくあるんですよね。もっと悲しいのが、『あらやだ、これ、両面原稿だった』という場合です。」
ここで、胸をはって、
「『超』ファイリングシステムはこういう場合でも対処できるように設計されています。例えば、」
といって、サムネール一覧メニューの、40ページのドキュメントをマウスカーソルで指しながら、
「この40ページのドキュメントが両面原稿なのに表面だけ登録してしまった悲しきドキュメントだとします。このドキュメントを選択して、『ブック編集』をクリックします。するとこのように全ページが一覧になって表示されます。ここで、どれか1ページをクリックして指定すると、この『ページ挿入』というボタンが押せるようになります。ここでは、最後のページをクリックして、『ページ挿入』というボタンを押します。ハイ、このようなダイアログボックスがひらきます。で、いいですか、お客さまも、『超』ファイリングシステムを使う場合、この場面では声を出しながらこの丸いボタンをクリックします。」声を一段と大きくして、ゆっくりした口調で、「『指定ページの後』から『前方に向かって』『1つ置きに挿入』てな具合です。これで入力ボタンをクリックすると、さっきの登録のメニューになるので、ここで、ドキュメントをバサッと裏返して、スキャンをすればよいわけです。ねっ結構よくできているでしょ。」
「次は、ドキュメントの編集です。おっと、そこのお客さん、こっからが圧巻ですよ。幕張くんだりまで来て、ここで帰ってしまったら、ここに来た意義の半分は失ってしまいます。いいですか、サピエンスは、コンピュータグラフィックスのとっても強いメーカーですから、ドキュメントの編集は言うまでもなく強力です。でね、こちらの60インチの画面上のドキュメントと同じドキュメントをこっちのパソコンでも表示しています。」
といって2台のディスプレイに同じドキュメントを表示します。 |