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「さて、見ていて欲しいのは、このツールバーの左から2番めのボタンです。このボタンは、画像の編集ボタンです。でね、見ていて欲しいのは、この60インチの方です。いいですか、ここです。」

と私は、マウスカーソルで、このツールバーを指し示すのではなくて、ディスプレイの前まで行って、指で指し示します。時々こういう動きを入れた方が、お客さま受けが良いのです。本当は、ミニパトの婦人警官が持っている、あの憧れの(?)チョークの棒を用意して、「お客さん、よってらっしゃい見てらっしゃい、おっと、いけねえ、ここより手前には、入っちゃいけねーよ」とチョークで線を引くらいのパフォーマンスがしたいのですが、来年から出展しなくていいなんて言われると困るので、これはまだしてません。なんと言っても線を引く地べたは、所場代を払っていない通り道ですから。で、話を戻して、

「私は、この17インチのディスプレイの方のパソコンで、このツールバーの編集ボタンを押します。まだ押してません。お客さんは、あっちの60インチを見ていてください。押しますよ、ハイ押しました。いかがですか、60インチの方の編集ボタンはグレーになって、ボタンが押せなくなったでしょ。ね、ちゃんと、排他制御っていうのをやっているんですよ。これによって、同じドキュメントとは知らずに、複数の人が書き換えてドキュメントがグチャグチャにならない様にちゃんと制御しているんです。これが排他制御。今は、歯医者さんに頼らなくてもこんな良いソフトがあるんです。歯痛(ハイタ)制御。1ミリグラム。薬局でお買い求めください。」

暫しの静寂、意味の分かった人とわからなかった人がいるもよう。みんながテレビを見ているとは限らないという教訓。

「で、この間、デモしているときに、『誰かが、編集しているときは誰も編集できなくなってしまうのですか?』って質問されたのですが、そんなことはありません。関係ないドキュメント同士であれば、何人でも同時に編集作業ができますのでご安心ください。さて、話をもどして、数万ページもドキュメントが蓄積すると、仮に100人で『超』ファイリングシステムを使用していたとしても、2人の人が同じドキュメントを偶然に編集してしまうなんてことは滅多ありませんが、『超』ファイリングシステムはそういうことも注意深く考慮してるんです。で、このことは複数のパソコンにスキャナを繋げて同時にスキャンして登録できることも意味します。なかには『他のファイリングのソフトだってできるよ』とおっしゃるか方もいるかも知れません。ただ、よく理解して頂きたいのは、ほとんどの自称ファイリングソフトは、ドキュメントのファイル名はお客さまが決めて、どのフォルダにしまうかもお客さまが決めなくてちゃならないのです。それに対して『超』ファイリングシステムは、お客さまにファイル名や、それをどこに分類して登録するかなどということは意識させません。しかも、複数のスキャナで同時登録ができるのです。名誉のために言っときますが、このようなファイル名を意識させるソフトが一方的にいけないと言っている訳ではありません。例えば、ペイントソフトで画像を作っているデザイナーさんなどは、ハードディスクの中に色々な画像部品や作品が散らばってしまって収拾がつかなくなることがよくあります。こういうのを整理する目的には、それで十分だからです。ただ、本当のファイリングシステムで、一々ファイル名を意識させたのでは、とっても使いにくいのです。ファイル名を意識させずに、同時登録、同時編集ができて、しかも閲覧がこんなに高速なのは、お値段の高い安いに関係なく今まで存在しなかったのです、と言い切ってしまいます。これを、実現したのが、いまお客さんの目の前の『超』ファイリングシステムなのです。しかも、価格もお手ごろでしょ。」

やっと、ここで、編集機能そのものの説明です。

「で、ご覧ください、こんな編集あんな編集ができるんですと、全部説明すると時間が足んなくなるので、実用的なところと、ちょっと受け狙いのところを説明します。ほら、そこのお客さん、ね、よそ見しない。カタログは私のデモが終わってから見ましょうね。」

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