戻る前のページ

「で、では、ドキュメントの編集の説明するのに、まず、このシステム手帳のスキャンからはじめます。でもね、この手帳私のじゃないんです。うちの浅井という営業マンの手帳を引っぺがしてきたんです。営業マンが、お客さまのところお伺いして、やおら、ノートブックパソコン広げて、キーボードをパチパチしながら『それではっと、来週の月曜までに、鈴本工業、鉱業、興行さまの鈴本さまに、お見積書を提出っと。オッケー、ちゃんと入力できた。ヨシヨシ』なんてやっていたら、お客さんも、こいつ大丈夫かな〜なんて心配になってしまいます。で、普通は、さらさらっと、手帳に書いて済ませます。そこで、ここからが大事です。会社に戻って、上司に報告するのに、また全部キーボードから入力していたのでは大変。『超』ファイリングシステムの導入されているオフィスなら、このようにスキャナの上にこのまま手帳をおいて、このボタンをおします。で、いいですか。充分注意したつもりでも、少し斜めにスキャンしてしまいました。ここをクリックし、編集モードに入って、ツールバーからスキュー調整のボタンを選んで、はい、手帳の罫線にそって、この直線をあわせ込むと、ほら、ね、斜めが直ったでしょ。」

ここで拡大してみせます。

「で、みてください。拡大しても、字がぼけたり、ギザギザになったりしてませんよね。次に、重要なところに水色のラインマーカーをつけます。この『パーソナル版50セット見積』って書いてあるところ。ね、できたでしょ。この手帳の紙面にもいらないところがありますよね。ここをカットするのに、通常は、四角く囲ってしまうんですけど、新聞の記事なんかは結構変則的な格好してますよね、その場合には、ツールバーではなくて、編集のプルダウンメニューから『クリップ』を選んで『長方形の合成』を選ぶとと、こういう風に、変則的な形の切り抜きができます。ほらできた。
 あとは、えーと、はんこの機能です。丸秘のハンコをここに赤い色で押します。しかも、ハンコの下の画像が読みにくくならないように、メッシュをかけます。ほら、虫眼鏡で拡大すると、点々になっているでしょ。これがメッシュです。ついでにベタをやると、こうです。虫眼鏡で見ると、ほら、ベタでしょう。このハンコ、実は、ウィンドウズメタファイルですから、ドロー系のソフトをつかって自分で作ったり、また、クリップアート集などに付いてきたものを変換して使えます。
 でね、これほとんど受け狙いなんですけど、座標にハイパーリンクをつけることができるんですよ。別のページに飛ばしたり、この赤いボタンを押すと、マイクからの声が録音できるんです。一応、最大で30秒ですけどね。」

といって、マイクを持った左手の小指を立て、肘を内側によせます。

「でね、でね、ここで気が付いて欲しいんですが、音声データは、当然ハードディスクに蓄えられる訳ですけど、ファイル名を入力してないですよね。いいですか『超』ファイリングシステムは、ファイル名を意識させないんです。仮に、100人の人が、同時に録音しても、「超」ファイリングシステムが内部で、ファイル名を決めて、競合しないように保存してくれるんです。良くできているでしょ。」

戻る前のページ|今日はここまで