はじめに
現在、ファイリングシステムの多くは、オフィスで日常行われているいわゆる「ファイリング」の概念をそのままコンピュータ化したものです。
つまり、コンピュータの中に仮想的な「キャビネット」や「フォルダ」の階層構造があり、分類してファイルするというものです。
一方、この「超」ファイリングシステムは、その考え方を完全に否定しています。そもそも、「ドキュメントは、分類しきれない」という発想に立っているからです。 考えてみてください、たとえばあなたが、「○○証券とその系列の□□ファイナンスが共同で開催するインターネットとマルチメディアの将来展望というセミナーの抄録」を頂戴したとします。 あなたは、このドキュメントをどこに分類してファイルしますか? 結論は簡単です。 あなたの机の上にいつまでも散らかっているか、捨てるか、無理に分類してあとで見つけるのに大変苦労するかの何れかです。 また、階層が深くなれば、フォルダをいくつも開く作業だけでも大変ですよね。 この「超」ファイリング・システムは、分類という概念を棄て、 ドキュメントにつけたコメント(キーワード)を全文検索する仕組みにしています。 これにより、データベースに付き物のレコードだとかフィールドだとかフォームだとか、一切理解する必要がなく、また設定する必要すらありません。 定形業務用の画像データベースのつもりでいるとあまりのシンプルさに面食らうかもしれません。 そしてインストールしたその日から使えることにも...
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