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2000年7月25日 報道発表資料 「サピエンス、高信頼業務用IPマルチキャスト ファイル配信システム 『AliveCast(アライブキャスト)』発売開始。」
株式会社サピエンス(本社 東京都豊島区南大塚3-20-6 代表取締役社長 蓮池 曜)は、高信頼業務用IPマルチキャストファイル配信システム「AliveCast(アライブキャスト)」の発売を開始しました。 IPマルチキャストは、1対1の通信ではなく、1対多の通信で、同時に同じデータを同報配信が可能な技術で、これにより、複数の人に同時に同じコンテンツを配信することができ、コンテンツ提供用のサーバーの負荷を大幅に減らすことができます。 このIPマルチキャスト技術によるファイル配信を実現する「AliveCast(アライブキャスト)」は、一般のインターネットプロバイダにかぎらず、CATV、衛星などさまざまなインフラに対応可能です。 「AliveCast(アライブキャスト)」の最初の導入先は、NTTサテライトコミュニケーションズ株式会社で、7月21日(金)より開始された個人向け衛星マルチキャスト配信試験サービス「Mega Wave Select(メガウェーブセレクト)」(仮称)で大容量ファイルコンテンツの配信サービスを支援します。 衛星によるマルチキャストファイル配信サービスを支援する「AliveCast(アライブキャスト)」は、通信衛星を介して大容量ファイルコンテンツを配信するので、地上回線と比較して、全国どこでも同一条件で、しかも、利用者数の大小に関わらず、一定の速度で高速に受信(ダウンロード)できるサービスを構築することができ、以下のような特徴があります。 特徴1 遠隔操作を実現 マルチキャストで配信したいファイル群(コンテンツ)を登録するための専用クライアントソフトが用意されています。このソフトウェアは、ビジュアル表示を多用し、わかりやすく作られているので、配信したいファイル群(コンテンツ)を遠隔からインターネット経由で登録、登録したコンテンツの確認、送出開始時刻ならびに終了時刻の指定、再送出の指定、設定ルール違反の検出など各種操作を簡単に行うことができます。 特徴2 ファイルの途中から受信可能 アライブキャストは、ファイルの頭から受信する必要はありません。 途中から受信して、必要な部分まで受信すると受信を完了します。 これにより、いつも最短の受信時間を実現します。また、雷などのノイズで喪失したパケットがあっても、次の送出の回に、その喪失したパケットを受信したところで、受信を完了します。このように送達確認をしないマルチキャスト配信の理想的なシステムを実現しています。
特徴3 受信完了トリガー機能 受信後起動すべきファイルの指定ができ、受信完了をトリガーとした処理が可能です。 例えば、圧縮ファイルを自動解凍したり、スイッチをオン/オフしたりできます。(但し、受信ボードを選ぶことがあります。) 特徴4 基本ハードウェア構成で複数ストリームのサポート 送出、受信ともに複数のストリームのサポートが可能です。 例えば、緊急情報のようにデータ量は少ないが、更新サイクルが10秒というような速いストリーム、10分というような、通常サイクル周期のストリームなどを混在することができます。
特徴5 安定した送出を実現 送出サーバーは、特殊なハードウェア構成をとることによって、送出速度の変動を、広い送出レンジ(128kbpsから6Mbps)にわたって、1パーセント(10秒間の移動平均)未満に押さえることができます。 特徴6 全ての受信サイトの時刻同期機能 マルチキャスト信号のなかに、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)のパケットを含んでいるので、全ての受信サイトの時刻の同期化が可能です。 特徴7 基本ハードウェア構成でフォールトトレラント 基本ハードウェア構成で、マルチキャストシステムに適したクラスタ構成によるフォールトトレラントを実現しています。 特徴8 オーバーオールサポート アライブキャストは、送出モジュールをコントロールするスケジューラ、遠隔地からコントロールするためのクライアントソフトなど全てを用意しています。 また、OSを除く、殆ど全てを社内開発しているので、お客さまの特殊な要望に速やかに対応することができます。 <送出側システム構成図>
また、本技術を業務用イメージドキュメント管理システムの構築事業へも応用し、社内LANから衛星配信までトータルにサポートできる情報共有システムの総合プロデュース企業として、鋭意、事業推進してまいります。 以上 ※「AliveCast(アライブキャスト)」のホームページは、http://www.sp3.com/alivecast/です。ご参照ください。 ※文中に記載のすべての会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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