高信頼業務用マルチキャストシステム
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特徴(1) ファイルの途中から受信可能 |
アライブキャストは、ファイルの頭から受信する必要はありません。
途中から受信して、必要な部分まで受信すると受信を完了します。
これにより、いつも最短の受信時間を実現します。また、雷などのノイズで、受信できなかったパケットがあっても、次の送出の回に、そのパケットを受信したところで、受信を完了します。送達確認をしないマルチキャスト配信の理想を実現しています。 |
特徴(2) 受信完了トリガー機能 |
受信後起動すべきファイルの指定ができ、受信完了をトリガーとした処理が可能です。
例えば、圧縮ファイルを自動解凍したり、スイッチをオン/オフしたりできます。(但し、受信ボードを選ぶことがあります。) |
特徴(3) 基本ハードウエア構成で、複数ストリームのサポート |
送出、受信ともに複数のストリームのサポートが可能です。
例えば、緊急情報のようにデータ量は少ないが、更新サイクルが10秒というような速いストリーム、10分というような、通常サイクル周期のストリームなどを混在することができます。 |
特徴(4) 全ての受信サイトの時刻同期機能 |
マルチキャスト信号のなかに、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)のパケットを含んでいるので、全ての受信サイトの時刻の同期化が可能です。 |
特徴(5) 基本ハードウエア構成でフォールトトレラント |
基本ハードウェア構成で、マルチキャストシステムに適したフォールトトレラントを実現しています。
従来のクラスタ構成に単に頼るのではなく、実際に送出されるマルチキャストパケットを監視して、障害の発生したサーバーの置き換えを自動で行います。 |
特徴(6) オーバーオールサポート |
アライブキャストは、ウィンドウズメディアテクノロジー(WMT)などとは異なり、単に、送出モジュール、受信モジュールを提供するだけではありません。
送出モジュールをコントロールするスケジューラ、外部からの指示を受け付けるためのマンマシンインターフェースなど、全てを用意しています。また、OSを除く、殆ど全てを社内開発しているので、お客さまの特殊な要望に速やかに対応することができます。 |
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システム構成図 |
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ハードウェアシステム |
●送出サーバーは、特殊なハードウェア構成をとることによって、サーバーの負荷による送出速度の変動を、広い送出レンジ(128kbpsから6Mbps)にわたって、1パーセント(10秒間の平均)未満に押さえることができるので、他社のコンテントプロバイダの番組構成による負荷変動の影響を受けずに、安定な送出が実現できます
●障害モニター/スケジューラー/ファイルサーバー遠隔地からの顧客の操作を受け付けて、送出スケジュールを決定し、送出前の種々の準備から、マルチキャスト送出サーバーの起動終了の指示などをつかさどります。また、マルチキャスト送出サーバーやTDT同期NTPサーバーに障害が発生したとき、待機しているマルチキャスト送出サーバーを起動する機能も果たします。
ニ台のウィンドウズNTマシンで、クラスタ構成となります。
●TDT同期NTPサーバー衛星経由で、受信サイトのコンピュータの時刻を合わせるための、時刻情報を生成するサーバーです。一つのトラポンに一台必要です。これもニ台一組の構成となります。
●スイッチングハブ、ルータなど
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