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 「二番目の特長の説明に入る前に、今度はもっと大きな紙面をご覧に入れたいと思います。これです。これ、このイベント会場のレイアウト図面です。A2版です。いいですか、このツールバーのびっくりマークをクリックすると、はい、後ろのお客さんは見えないと思いますので、読みますが、A2版の図面を400dpiで取り込むと横が9360画素、縦が6624画素で、容量はたった123キロバイトです。CAD図面の場合は、このように容量が少ないですね。同じA2版でも、写真が数個あり、さらに文字かビッチリ詰まった白黒の新聞1面をスキャナで取り込むと、400dpiで、大体650キロバイトくらいに圧縮されます。もっと大きい図面もファイリングできます。これが、吉沢ビジネスマシーンさんから頂いた防災ダムのCAD図面です。ご覧ください。縮小して見ても線が全然途切れてないですよね。さらに、ほら、拡大していくと、ちゃんと、文字が読める、数字が読める。これはA1版で横13248画素、縦9360画素で200キロバイトに満たないのです。お客さんいいですか、お客さんの中にも、パソコンを使っている方が多いと思いますが、いまだかつてこんな大きな画素数のデータを扱ったことがありますか?しかも、このスピードです。さらに、ここでは、ご覧に入れることができませんが、4万画素x4万画素を越える地図データを管理されている会社もございます。」

 ここで、さらに後から増えたお客さんが何のデモをしているか理解で来るように、そして、今まで見たお客さまが退屈しないように、さらに続けます

「いいですか、もう一度やります。この図面を閉じて、今度はもう一つの図面のサムネールをクリックします。このウィンドウズNTのハードディスクのアクセスランプを見ていて下さい。いきますよ。ハイ、どうです。私が、ハイっといったとたんに、表示が始まりましたよね、そして、アクセスランプもチカチカしましたよね。データは、ちゃんとこのNTサーバーから読み出しているのです。しかもマウスのカーソルが砂時計になる暇もなかったですよね。この図面A1版なんです。だから、紙面全体を表示し終わるには、確かに、今の秒数、いくつくらいですかね、えー4秒くらいですかね、まあ、このくらい掛かってしまいましたが、この様に図面の一部を表示させるような倍率では、」

 といいながら、表示倍率を大きくして、紙面の一部を表示するよにすると、一瞬にしてその作業が終わり、

「ハイ、クリックしてから、計測できないくらいの時間で、表示が完了してしまいます。さて、私がここで言いたいのは、実は、NTサーバーのアクセスランプが表示中ずーっとチカチカしていたことなんです。つまり、クリックしたとたんに、表示が始まった、しかし、表示が進行している最中もアクセスランプがチカチカしていた。われわれの業界用語で言うパイプライン処理をしているのです。ディスクからデータが全部届く前に表示を始めてしまうのです。だから小気味よい応答をするのです。もう少し詳しく説明します。『超』ファイリングシステムは、画像データを最大で480画素×480画素のブロックに分けて管理しています。つまり、1ブロック分の圧縮データが届けば、表示の作業に入れるのです。この事はを何意味するかというと、ネットワークに対して、データをコマメに要求するので、長時間にわたって連続してネットワークを占有することがない訳です。」

 ここで少し大きな声にして、

「つまり、複数の人が同時に『超』ファイリングシステムのデータにアクセスしても、速度低下をほとんど感じないのです。これは、同じドキュメントを複数の人が同時にアクセスしても、また、別のドキュメントを同時に複数の人がアクセスしても同様です。今日は98マシンを2台しか用意してませんが、この2台を同時に動かしてみたいと思います。」

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