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「ディップスイッチをなくそう!」という号令のもとプラグ・アンド・プレイのキャンペーンが張られたわけですが、実は一つ大きな忘れ物がありました。それは、EMM386と言うドライバのプラグ・アンド・プレイ対応です。このために、折角プラグ・アンド・プレイの機構で、アドレスのロケーションが決まっても、その後から、EMM386が、お構い無しにそのロケーションを使用してしまうわけです。EMM386は、システム起動時にBIOSに登録したメモリロケーションは、ちゃんとよけるのに、プラグ・アンド・プレイで登録したメモリロケーションはよけてくれないのです。例えば、SCSIボードのROMなども、プラグアンドプレイ対応といいながらディップスイッチで設定するのは、このためです。 |
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そこで、「それいけ! 空援隊」では、プラグ・アンド・プレイの機構が動作する前の、まさに起動時のBIOSに、自分のメモリロケーションを登録する方式にしました。すると、そのあとアクティブになるプラグ・アンド・プレイの機構も、このメモリロケーションをよけますし、EMM386もよけてくれるわけです。これを実現するために、ディップスイッチが必要になったわけです。 |
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しかし、とってもわかりやすい環境チェックプログラムが、ディップスイッチの設置方法をグラフィカルに説明しますので、何も悩むことはありません。ご安心ください。 |