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【導入事例】

株式会社 資生堂 特許室  様
ご使用中のパッケージ
「超」ファイリングシステム9000 エンタープライズ版 3セット
「超」ファイリングシステム9000 パーソナル版 16セット
「いまは、電話を受けながら、「超」ファイリングシステムを検索して、ある程度の回答や方針を示してあげることができるようになったんです」

インタビュー方式でご紹介します。

「これから資生堂さんの取材です。はい。銀座の本社です。」と、電車のなかで受けた電話にわざと大きめの声で応えるのは、少し後ろめたいような、そのくせ何ともいえない快感を感じるような複雑なここちである。その快感は、言うまでもなく「銀座の資生堂」という超一流ブランドに由来する。資生堂はブランドマーケティングに力点をおいているが、その裏付けとして新しい素材の研究、製品の開発、安全性のチェック、デザインの研究、特許の取得、維持などに膨大な費用を掛けている。実は、このたゆまぬ努力こそが「資生堂」の長期的で総合的なブランド力の裏付けになっているのである。
 資生堂は化粧品や医薬品をを扱う会社であるから、特許とは縁の切れない会社である。それに、アメリカのプロパテント主義が拍車を掛けているわけであるから、資生堂も、特許を最重要視しているのは間違いないであろう。その資生堂の特許室が、「超」ファイリングシステムを採用した。あまたあるファイリングシステムのなかで、敢えてこれを選んだには、訳があるはずである。きょうは、その辺をさぐって見なければならないと考えている。


−−−あ、これが、噂にきく「超ファイル済み」スタンプですね。

近藤様)えっ、噂になっているんですか!

−−−はい、サピエンスの蓮池さんが、資生堂さんに立ち寄って帰ってきたときに、まるで、ロマンチック街道スタンプラリーを制覇したように得意になって、社内中このスタンプを押した紙を見せびらかして歩いたと聞いています。で、是非、このスタンプ写真をとって来て下さいと...。

近藤様)あ〜、そんなことがありました。刑事コロンボみたいに、部屋の出口まで行ったとおもったら、また戻ってきて、何かわすれものでもあったのかなと思いました。そしたら、にやにやしながら 「いやね、これに『超ファイル済み』のスタンプを押したいんです」って。あっけにとられました。

−−−キーボードの一部と、ディスプレイの隅の部分が入るように、さりげなく写真をとってきてくれって、結構要求が細かいのです。

近藤様)はい、(写真を)どうぞ、どうぞ。

−−−有り難うございます。では早速。

(パチリ。パチリ。パチリ。)

特許室 近藤様
(お写真掲載予定)


−−−ところで、本題ですが、特許室が、「超」ファイリングシステムを導入したきっかけとはなんですか?

近藤様)たしか、3,4年まえ、そこの東京国際フォーラムで開かれたデータベース東京というイベントで、「超」ファイリングシステムの存在を知ったのがきっかけですね。サピエンスさんのデモがとっても上手で、つい...

−−−つい、その口車に乗ってしまった!

近藤様)そう、口車に乗ってしまったんです(全員笑い)。そのあと、ホームページのWeb上デモを拝見して、またまた、口車にのせられて、ついに、サピエンスさんに押し掛け、結局、とある販売店から購入しました。

−−−なるほど、確かに、コピーマシンの会社の営業マンでも、隠れサピエンス派みたいなひとがいて、サピエンスの商品を売ってくれているようです。このお話から、察するに、結構、衝動買い的というか、他には検討していなったというか、そんな感じだったのですね。

稲田様)あ、ここは、私に説明させてください。で、事実は全くその逆なんです。とても衝動買い的なものではありませんでした。当時我々の部署はOA化が大変遅れていたために、紙、紙、紙の山で、いつも保管場所確保に悩まされており、この解決が必須課題だったのです。その元凶は、特許の申請から特許証をもらうまでの全書類を「ホウタイ」と言って「つつむ(包)」「ふくろ(袋)」と書くのですが、この包袋だったのです。早速、5社ほどアプローチし、何度も説明してもらったり、デモを拝見したり、すでに真剣に検討していました。それでわかってきたことは、たいていのシステムが、普通の企業の特許の「包袋」をそのままコンピュータに置き換える発想だったのです。しかも、そのイメージ画像の表示速度は決して感心できるものじゃあなかったのです。我々は、その「包袋」以外の紙書類も含めてすべての書類を電子化したかったし、レスポンスのいいものがほしかったのです。選定に悩んでいたときに、ここから歩いていける東京国際フォーラムで、データベース 東京が開催され、とにかく行って見ようと出かけて「超」ファイリングシステムにぶつかったんです。まずは、スピードにびっくりしました。実演中の話しを聞いていくと、「ひょっとして、これは、特許用とはうたっていないけれど、まさに自分達が求めていたものなのではないか」と思うようになってきたのです。

−−−「超」ファイリングシステムの特徴として、分類せずにキーワードを付けるだけというというのがありますが、これは、特許室での選択の理由の一つになっていますか?

近藤様)もちろんです。例えば、え〜、そうですねぇ。ねぇ、松任谷さん、なんかいい例ないですか?

松任谷様)う〜ん。そうですねぇ、例えば、あくまで例えばですが、資生堂は、昭和59年に、醗酵法ヒアルロン酸の量産技術を確立しました。

−−−あ、あの深海鮫のひれや鶏の鶏冠からとれるという物質ですね。

松任谷様)えっ、良くご存じですね。

−−−ええ、私が生まれる前、父が、目の病気で角膜移植を受けたことがあるらしいのですが、そのヒアルロン酸ナトリウムを目の中に充填して角膜を縫いつけると、術後の経過がとってもいいのだと言っていました。たしか、母が使っていた「リバイタル」のアメジスト色の容器に、ヒアルロン酸という言葉をみつけて、ちょっと偉そうに講釈したことがあったのです。もっとも、公務員の父としては、お値段が気になって容器を手にとったのだとは思いますが。

松任谷様)(この良く喋る「聞き手」の父に同情していいやら、笑っていいのやら当惑気味に)そ、そう、そのヒアルロン酸というのは、その手術に使われるように、安全で、地球上で一番保湿力、というか保水力のある物質で、各社が開発にしのぎを削っていたものです。もちろん、資生堂は、製造技術の特許を申請、取得するわけですが、この物質を製造してから、お客さまのお手元まで安定した状態でお届けするために、仮に、特殊な容器も発明したとします。すると、ヒアルロン酸の周辺の特許は、単に化学物質で分類するわけにはいかないわけです。また、その容器を改良したものが、別の物質の保存にも適していたとすれば、その特許を取得する過程のドキュメントを下手に分類、保存しておくと、次の特許に活かせないのです。その点「超」ファイリングシステムは、無理に分類をする必要がないので、しまい忘れがなく、また、思わぬときにすっかりわすれていたドキュメントが見つかったりして、大変役にたつわけです。

−−−「超」ファイリングシステムってそういうところがとっても便利ですね。しかも良く見る順に並ぶところも。ところで、登録しているのは、特許書類だけではないのですよね。

近藤様)その途中の過程のドキュメントや、弁理士さんとのやりとりの経過、実は、それだけではなく、社内の通達まで入ってしまっています。ハッキリ言って、もう無くてはならない存在です。しかし、もちろん、メインは特許の書類です。この特許室は、ある意味では、社内の研究者を中心とする社員達の特許に関するコンサルティングみたいなことをするわけですが、いままでは、社員からの問い合わせに、いちいち電話を切って、あとで連絡し直していたんですね。ところが、いまは、電話を受けながら、「超」ファイリングシステムを検索して、ある程度の回答や方針を示してあげることができるようになったんです。応答も、速度も速いですし。みんなで、同時につかえますし。

−−−五反田の研究所にも紹介してくださったとお聞きしましたが、、、

ネットワーク構成図
ネットワーク構成図


近藤様)えぇ。私自身が、五反田の資生堂ビル内の学術部に勤務していたものですから、知り合いに、つい「いいよ」って紹介してしまいました。(「超」ファイリングシステムの)ポリシーは研究者にはもってこいだと思うのですね。ただ、五反田の研究所は、研究範囲が非常に広く、その内容も多岐に渡っています。100名近くいる研究員のニーズに一体何がこたえてくれるのか、あれこれメーカー研究しているところです。厳しい研究財政から費用を捻出するわけで、その辺の選択には慎重にならざるをえないようです。

−−−ここでちょっと、話題を変えさせて頂きます。「超」ファイリングシステムの足らないところはありますか?

稲田様)はい。ないわけではありません。私たちは、特許情報をまた別の、というか普通のやり方で、データベース管理しています。これとの連動ですね。つまり、さっき言いました特許専用システムの機能に近いものも同時に欲しくなってきますよね。ここまで、有効に利用すると、欲がでますね。いや、ここまで有効活用することになるとは、導入当時は想像できませんでした

−−−なるほど、わたしは、ちょっと詳しく解らないのですが、そういう応用例として、築地にある新聞社が実際そのような運用をやっていますね。今度それをテーマに取材にいくんです。もっとも、今日の取材が、取材の依頼主に評価されたらの話しですが...。いずれにせよ、この件サピエンスの営業にも伝えておきます。

稲田様)よろしくお願いします。

−−−ところで特許室さんが導入された超ファイリングの良さってどんなところですか?

近藤様)なんと言ってもサポートがすごいんです!!挙げればきりがないのですが・・特許室の使用環境がサピエンス様で使用している環境よりかなり遅いことがありました。その時はサピエンス様社内での使用速度をビデオにしてくださり、早速送ってくださいました。その後ご来社の際には机の下まで見てくださってネットワークの配線のコンサルティングに始まり、ネットワークのゴミを回避するシステムまでインストールに来てくださいました。つい、先日、このスキャナが2台とも、おかしくなってしまったのです。その時サピエンスさんに上へ下への大騒ぎをしてもらったんです。サピエンスの大塚の本社と連絡を取りながら、スキャナ会社のWebにも上がっていない最新のスキャナのドライバなどを入手してインストールしてくれたりしたのです。が、結局、スキャナのハード不良だったんです。などなど、ちょっとした疑問や特許室のやりたいことをご相談すると本当にすばやくご対応くださるのです!!

−−−もう、お約束のお時間になってしまいましたが、あと何枚かお写真を撮らせていただけますとありがたいのですが...。


 時間の制限もあり、取材はこれだけで終わってまった。「銀座資生堂」ということで、緊張していたが、終わってみたら、とっても楽しく取材ができた。取材にも、大変協力的で、いつの間にかグループインタビュー形式になって、出演者が3人になってしまった。強いていえば、今回のインタビューは、ほめられ過ぎの感がないわけでもない。取材の発注主であるサピエンスの蓮池氏は「あまりヨイショのインタビュー記事は、説得力が欠けるから注意してね。」と言っていた割には、手放しで喜んでくれた。これも「銀座資生堂」のブランドのなせる技なのかもしれない。いずれにせよ、この「超」ファイリングシステムが資生堂の特許室になくてはならない存在で、同時に大変愛着をもっていただいていることだけは読者に伝えることができているのではないかと考えている。

【ユーザー様 情報】
株式会社 資生堂 特許室
東京都中央区銀座7丁目5番5号
ホームページ: http://www.shiseido.co.jp/


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