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テレメータ課 職場風景 |
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高度情報化社会への発展を支える日本無線株式会社。
通信、制御、情報処理の3つの分野における先端技術と豊富な経験は常に注目を浴び、移動体通信用の各種通信機や携帯電話から社会基盤を支える通信制御ネットワークシステムまで、多くの製品が世界中から高い評価を受けている。
この一端を担っているのは、今回お話をお伺いしたシステム機器事業
制御システム技術部 である。 さあ、この過酷な条件で超ファイリングシステム、ドキュメントサーバーはどのように役立っているのか。
テレメータ課 由田(よしだ)主事にお話を伺った。
テレメータ課では、道路の路面温度や風向、風速、また河川の水位や降雨量などのモニタリング装置をシステムインテグレーションして国や地方自治体を中心として全国に納入するといった業務を行っており、1案件毎にA4サイズにして500枚から1200枚程度の「紙」が発生する。
図面やデータシートなどである。 当然全体では膨大な量となりこの「紙」の処置にはほとほと困り果てていた。
「単に書類を死蔵しておく程度のことであれば、どんなファイリングシステムでもよかったのですが、テレメータ課では、実にアクティブに書類を使っているのです。もちろん、見積書を出すとき、過去の工事の資料を頻繁に閲覧する必要がありますし、メンテ、問い合わせにも迅速にこたえなければなりません。これに耐えられるだけのシステムとしては、超ファイリングシステムが一番だと考えたわけです。自慢ではないですが、うちが導入したあと超ファイリングシステムは、平岩賞を受賞したんですよ。」と由田さん。
〜目から鱗のソリューション〜
超ファイリングシステムを見たときは、まさに「目から鱗」だった。
とにかく書類の量は膨大、顧客からの問い合わせには瞬時に関連資料が出てこなければならない。
この二つの条件を満たすのは超ファイリングシステムだけだった。
他のシステムも試してみたがそのほとんどがエクスプローラのようにツリー階層構造での管理。
これではドキュメントを保存するときにわれわれの書類は、とてもじゃないが分類できない、なおかつ顧客から問い合わせがあったときにフォルダをいくつも開くのに時間がかかり電話中等にやってられない。
超ファイリングシステムではそんなことはお構いなし、分類なんてはじめから考えていないから資料の表紙などを見てフリースペースにキーワードを打ち込んでおくだけ。
キーワード検索が非常にしやすく作ってあるので使いやすく、速い。
「ハイパーリンクを多用してます。500ページから1200ページくらいある書類の中から目的のページを探し出すのに目次からいきなりハイパーリンクでジャンプさせることができるんです。これも、選定のポイントでした。」
現在テレメータ課では、超ファイリングシステム40ユーザー、ならびにドキュメントサーバーが稼動、ハード面では、NTサーバー2台、CDチェンジャー2台、バックアップ用のテープディバイスチェンジャー式DLT1台で運用している。 今日までに蓄積されたドキュメントの量は、ページにしてざっと127万枚。 マイクロソフトAccessの社内データベースとドキュメントサーバーの連動も実現している。(図1参照)
さらに部内、別のビルの防災情報課、及び水管理課でも新たに導入した。「私、サピエンスさんの営業マンみたいになっちゃってますょ。うち、結構特殊な使い方なんで、導入当初は、確かに、いくつかトラブルもありましたが、きちっとサポートしてくれたので、いまでは、安心して他の課にも薦められます。 近々社内の全社設計、生産管理システムに接続し、部門独自システムとして稼動する予定です。 テレメータ課では確実に効果がでているので、部長も導入を推進していますよ。」と由田さん。
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アド21 鳥居社長 |
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一方データの登録に関しては、登録専門の別会社「アド21」で行っている。JRCとは資本関係はないが、代表取締役の鳥居氏はJRCの元従業員で、事務所のロケーションもJRC三鷹製作所のすぐ近くと大変便利。 サピエンスは、このアド21とJRCテレメータ課との間のデータ移行の専用ソフトも提供している。
(有)アド21 代表取締役の鳥居氏に話を伺った。
〜求められる信頼性と安定性〜
女性社員10名、ゼロックスの複合機(スキャナとして)4台がフル稼働して、書類の登録とハイパーリンクの設定を行っている。処理量は月あたりざっと40000ページ。 (事務所風景写真)
開始してから約1年半が経過し、仕事量も順調に増えている。この期間で築きあげたノウハウをベースに新しい展開を計画中とか。 「機能面もさることながら、とにかく求められるのは、大容量に耐えうるだけの信頼性とトラブルなく継続して使用できる安定性。 パソコン周りにはいろいろトラブルがつきものだから、トラブルが起こった時にいかに迅速に対応し解決するかが重要。 幸いこの超ファイリングシステム、開発会社のサピエンスの場合は、何かあった時の対応が早くで確実。サポート体制がしっかりしている。」 と鳥居社長。 この上ないお言葉を頂戴した。
ご利用製品
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・超ファイリングシステムネットアーカイブ版
エンタープライズ 3台
・超ファイリングシステムネットアーカイブ版
サイトライセンス40ユーザー
・サピエンスドキュメントサーバー100クライアント
上記以外に、
防災情報課 11台
水管理課 17台
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サーバー
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・WindowsNT4.0 サーバー2台
・CDチェンジャー2台
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クライアント
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・Windows98
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スキャナ
(複合機)
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テレメータ課 2台
外部データセンター(アド21) 4台
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ご利用形態
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LAN, Intranet
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JRC様は、私どもにとってちゃんと製品のことを理解してご使用いただいているヘビーユーザー様のひとつです。同社の導入事例は、私どもの製品が大企業様の規模の大きいニーズにも十分に対応できることを証明するものとなりました。
今回のインタビューに応じてくださいました、JRCテレメータ課の由田様、アド21の鳥居様には心から感謝いたします。 ありがとうございました。
【ユーザー様 情報】
日本無線株式会社
本社: 東京都港区赤坂2-17-22 赤坂ツインタワー本館
三鷹製作所: 東京都三鷹市下連雀5-1-1
ホームページ: http://www.jrc.co.jp/
有限会社 アドトエンティワン
東京都三鷹市下連雀6-1-33 大東京火災三鷹ビル4階
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