複数のブックから共有されたページについて

複数のブックから共有されたページのイメージ情報(データ)はハードディスクの中の実体としは1つしかありません。ここで、2冊のブックとして、それぞれブックA、ブックBがあったと仮定します。ブックAの中の共有ページの画像を編集し、編集を完了したとします。それではブックBを開いて、共有されているはずのページを見るとどうでしょうか、先の編集結果は反映していません。つまり、編集を加えた時点で共有はなくなり別々のページになり、ハードディスクの中には別々の実体を持つことになります。こうすることによって、ハードディスクの有効利用と共有に起因する矛盾を解決しています。

ブックA,ブックBが共有するページを持っていたとして、ブックAをごみ箱に捨ててしまったらどうなるでしょうか?「超」ファイリングシステムは、共有されていないページのみを廃棄し、共有されているページは廃棄しないようにつくられています。「超」ファイリングシステムの管理情報の中には、ページの共有情報を管理する領域がありますが、例えば過去の不用意の電源ダウンなどの影響でこの管理情報に誤りが含まれている可能性を考慮して、ページのイメージ情報の実体をハードディスクから削除するときは、管理情報の整合性をチェックしたうで、念には念を入れて削除します。この作業は時間が掛かるので、一日の終わりにまとめて行うようになっています。