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予め、パソコンとの相性でわかっていることはありますか? |
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(1)現状、コンパックのプレサリオの2240という型番のもので一部問題があることが分かってます。コンパックのプレサリオ2240は、値段も手ごろで、さらに、ISAのスロットが多く大変お薦めなパソコンですが、パソコンに初めから添付されているファックスモデムのボードが問題になってます。問題となっているファックスモデムのボードは、ソフトウェアファックスモデムのボードで、ファックスモデムの機能のほとんどをパソコンのCPUが代行する、非常にコストを下げたタイプのものです。このソフトウェアモデムもにも2種類あるようで、ルーセントテクノロジー(旧AT&T)のチップを使用しているもので問題が発生します。ただし、通常のモデムとして使用する場合には問題は全く発生しません。ただ、ファックスとして使用すると、ファックスのドライバーソフトのバグにより、メモリマップを壊してしまい、以後メモリマップがぐちゃぐちゃになってしまうようです。これによって、メモリアドレスを使用する「それいけ! 空援隊」や、ISAバスのアダプテックのSCSIボードのROMイメージなども見えなくなってしまいます。コンパック側のソフトウェアの改善をお待ちになるか、あるいは、ダイアモンド社などの信頼性のあるファックスモデムに取り替えることをお薦めします。くり返しますが、ボードを取り替えなくても通常のモデムとして使用する場合は、全く問題はありませんので、あまり心配する必要はありません。
(2)空援隊は、C0000hから、DFFFFhまでのROM空間を使用しています。パソコンに詳しい方はご存知と思いますが、このROM空間に対してBIOS設定で、シャドウイングという機能を設定(イネーブル)することができます。これは、簡単に言うと、ROM空間を止めてRAMにしてしまう機能です。したがって、このシャドウイングをイネーブルにしてありますと、空援隊が動作しません。この辺の説明は、空援隊に付属のインストーラーを使用すると、もしシャドウイングされている場合その旨を伝えるダイアログボックスがあらわれます。その場合、BIOS設定を変更するだけでよいわけです。通常のパソコンは、シャドウイングはディセーブルで出荷されているので、ほとんどの場合問題ありません。ただ、一時期出荷されていた富士通のFM/Vのように、BIOS設定が極めて簡略化されていて、シャドウインがイネーブルになったまま、BIOSでは変更できないものがあります。このようなパソコンの場合、空援隊のボード上の「NORM FM・V」というショートソケットをFM/Vの側にしてください。これで、シャドウイングが自動的にディセーブルになります。ただし、この機能は、Windows95/98で有効で、ウィンドウズNTでは効きません。サピエンスは、NT用の受信ソフトも提供してますが、このような機種には、残念ながら対応できてません。 |
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